くらしケア 取締役 相談支援専門員 看護師 保健師 永井杜椛のブログ

両親をがんで亡くした後、がん患者さんのインフォーマル支援をしていた時に知り合い、キャンナス岐阜の活動を真っ先に応援してくれ、訪問看護を立ち上げるのにも強く背中を押してくれた在宅診療医がいる。

3年前、くらしケアで訪問看護を立ち上げることができ、仲間とご挨拶に伺った時に言われたのが「24時間やらないなら、患者さんは紹介できないよ」だった。
一瞬、冷たく感じる先生のこの言葉がなければ、今のくらしケアは存在しない。
訪問看護の激戦地で立ち上げたこともあり、あのまま中途半端なやり方をしていたらどうなっていたかとゾッとする。
当時はやりたいこととやれることが違って、まだくらしケアの今の理念もなくて、悔しい思いもたくさんしたけど、今は素晴らしい仲間に恵まれて毎日が充実している。

そう言えば先生に出会ったばかりの頃、がん専門の訪問看護をやりたいと話した時に、こんなことを言われたのを思い出した。「支援者も人間だからもたないよ。がんの患者さんもいれば、おばあちゃんに癒される訪問もないと。」
「僕たちも最初はしばらく訪問先がなくて、庭の草むしりとかしてたよ。」

そんな先生は、今は地域で医療に限らずやりたいことをどんどん仕掛けて街づくりをしている。

写真は、健康支援ディアスで主催した「がんサポートデイ」
先生には「ここまでできる!在宅医療」と言うテーマでお話をしてもらったのも懐かしい思い出。

IMG_1884





















くらしケアが今の業態になって4年目に突入。
従業員が増え、事業所が増え、バックオフィスを充実させる必要性から、事務職の募集を開始したところ、ありがたいことにたくさんの応募が集まっている。
事務職の応募だけど、さまざまな資格保持者もいて、くらしケアで活躍の場も広げて欲しいし、書類選考後の面接が楽しみ。

世の中に事務職の求人はたくさんあるけど、くらしケアの理念に共感し、くらしケアで働きたいと言う人を仲間にしたい。

昔、病院の健診部門立ち上げに関わり、その時に苦楽を共にした事務さんが私の中での理想。
控え目だけど芯が通っていて、人当たりが柔らかく、責任感が強く、仕事は正確で早く、とにかく安心感があった。

健診や人間ドックを受診する方々は大切な病院のお客様で、立ち上げからとても忙しく、取引先や病院関係のVIPの利用は断れなかった。
上からの無理難題をなんとかしようと共に頑張り、私は事務さんに助けられ、誰よりも彼女を信頼していた。

立ち上げ時にはいろんな部署から人が集められた。胃カメラ担当の看護師はできない理由ばかりを言ってよく揉めたし、エコー担当の検査技師はとにかく丁寧に受診者一人ひとりに関わり、胃透視担当のレントゲン技師は少しでも待ち時間を短くするよう工夫していた。でも、外来かけもちのパワハラドクターが診察の日は受診者を待たせてヒヤヒヤした。

私の役目は全体を見ながら、保健師として受診者の面接や健康相談をすることで、待たされて機嫌を悪くしている受診者が、最後の健診相談で「また来年もここを利用します」と言って帰って頂くことだった。

どんな職場でも、ここで自分に求められることは何かを考えて仕事をしてきた。

仕事が大変なのは当然だし、どんなに忙しくても信じ合い、同じ目標を持って頑張る仲間がいれば乗り越えられると思う。そこには達成感と安堵があり、やりがいがある。

今でも事務の彼女とは友達だし、年に1回、くらしケアになってからも無理を聞いてもらっている。もうすぐその季節がやってくる。

写真は今回の内容には全く関係ないけど、人生初買いの1,800円もする花粉症対策の目薬なり(^^)

FullSizeRender























当事者と言う言葉がある。

私は、母親の当事者。嫁の当事者。支援者の当事者。

FullSizeRender

昨日、ぎふ障がい者きょうだい会主催の、映画シンプル・シモンの鑑賞と交流会に参加した。

とってもステキな映画だったので、ぜひあなたもレンタルして大好きな人と観て欲しい。
アスペのシモンを取り巻くホッコリするラブコメディ❤️

さて、話を戻すと、昨日の交流会の中で、きょうだいだって、支援者だって、セリフケアが必要だよねと言う話になった。

ケアする人にこそ、ケアを。
開業保健師として、医療や介護職の人たち向けに「心と体のセルフメンテナンス」と言うプログラムで研修講師をしていた頃、とにかく言い続け体感してもらった。

自分自身にヨシヨシをしてあげる。
自分で自分を抱きしめてあげる。

もちろん、大好きな人からハグしてヨシヨシされたらもっとうれしいけどね(笑)

さらに、そんなことが苦手な人も、鎧を脱いで話ができる場があると良いなと思う。
当事者会ってそういうもの。

支援者の当事者会をやれると良いのだろうな。
カフェディアス時代は、がんに関わる当事者を募ると、いろんな病院の看護師たちも集まって、肩書き抜きでよく交流会をした。
患者さんの前で、鎧を脱いだ看護師は泣いたりする。
だって、看護師だって人間だもの。
フラットな当事者会。
ケースカンファより有意義な時間かも(笑)
またやれたら良いなと思う。



























このページのトップヘ