杜椛 くらしケア

カテゴリ: 精神科訪問看護

私は2019年の夏、ファミリーワーク(メリデン版訪問家族支援)の基礎研修を修了し、この後、スーパーバイズを受けながら実践を積み上げ、ファミリーワーカーになりたいと思っています。

FullSizeRender

基礎研修はみっちり5日間、全国からいろんな立場の人が受講しており、座学→ロールプレイ→フィードバックの繰り返しで結構大変でした。
そしていざ、現場で実践しはじめると、過去に自分がやってきたことのすべて活かせている気がします。

まず、ファミリーワーカーは家族一人ひとりと個別面談をするのですが、家族一人ひとりのリカバリーと自己実現のために、主語は「私」で話してもらいます。
精神科訪問看護の現場でも、家族はいつも当事者について語り、当事者のために自分の人生を生きるのをあきらめたかのような家族もいます。

「当事者」と言う表現も好きではないですが、私たちを含め、すべてが「当事者である」ので、一人ひとりが自分の人生の主役を生きることを応援できたらとどんな時も思っています。

昨日は家族の個別面談の場で、お姉さんから「自分のことを聞いてもらえるとは思ってなかった。話せて良かった」と笑顔で言って頂き、私もうれしかったです。

そして、これから少しずつ取り組んでいくのは、家族の場の力を信じながらの様々なワーク。

メリデン版訪問家族支援基礎研修、岐阜県初の受講生として、これから普及啓発にも力を入れていけたらと思うし、くらしケアのスタッフにはファミリーワークを学んで欲しいなと思っています(^^)












2019年の求人の面接者数は63人でした。
現在のスタッフ数は41名だから、たくさん応募いただいたことに感謝です。
全員採用できれば良いけど予算もあるから…やむなく不採用になった方にはお詫びしたい気持ちですが、いつかまたお会いできたらうれしいです。
(代表のツイートより)

看護師不足、求人に困っている、よく聞くし、4年前のくらしケアも実際に悩んでました。

現在、岐阜と愛知にしか拠点がないけど、今年はくらしケアの仲間を真剣に全国で募集していきます。

貴方のお住まいの街で、看護の力を発揮し、看護師の新しい働き方を一緒に考えて欲しいです。
実際、春日井と大垣の拠点は、そこでやりたいと言う仲間が現れたから実現しました。

地元の人にしかできないローカルな話題、生活者としての視点、「あの信号曲がった、あそこだよね」って言う会話。

看護師に限らず、くらしケアをやってみたい、社会貢献したい、ソーシャルビジネスしたいって真剣に思う起業家、経営者さまもぜひ。

地域はワクワクドキドキがいっぱいです。
まずはお気軽に、ご応募ください!

https://en-gage.net/kurashicare-recruit/

FullSizeRender



















くらしケアは今から4年前の2015年に産声をあげました。2016年2月から訪問看護事業と特定相談支援事業の指定を受け、最初は5人で小さくスタート。
そして4年経ち、5拠点、41名が在職する会社になりました。

くらしケアができる前は、私は保健師として会社を経営していたし、現代表の直野も不動産会社の社長でした。
直野とは「がんつながり」で出逢い、直野の会社を社名変更してくらしケアが生まれました。

くらしケアができた時、2人で考えた理念がありました。
それは『明日が待ち遠しくなる暮らしの実現』
いろんな主語を当てはめられます。
ご利用者さまは元より、スタッフ一人ひとりがくらしケアで働くことで「明日が待ち遠しい」と思えるように。

現在の理念は、2017年に北海道の浦河で開催された「べてる祭り」に参加し、北海道の大自然の中で完成しました。
べてる祭りは、私にとっては看護観が変わる体験でもありました。

理念についての過去の記事はこちら↓


ちなみに、新しい理念をランチミーティングで発表している時の写真がこちら。
ヘアドネーション後で髪が短くなった代表。
旧事務所も懐かしい。。

IMG_6682


私たちは、全国の様々な経営者の方々にも逢いにいきます。
そこで出逢ったのがLIFULLと言う会社。
その会社の人事責任者である羽田幸広さんの著書「日本一働きたい会社のつくりかた」に出逢います。
もちろん、羽田さんの勉強会にも行きました。

くらしケアは働きやすさで言えば、どこにも負けないと思っています。
さらに、働きたいと思えるには、働きやすいだけではダメだと思っていて、自己成長と自己実現を応援できる会社でなければと思っています。その仕掛けについてはまだまだ完成途上ですが。
あとは、頑張った人がちゃんと評価される仕組みづくり。いろんな評価方法があると思いますが、こちらも充実させていきたいと思っています。

FullSizeRender

先日の羽田さんのTwitterより。

企業文化を育てる上で大切なこと
①明文化
やはり重要
②キャスティング
文化を体現してる人だけ登用
③フィードバック
文化に沿って行動してるかFB
④仕組み化
文化に沿って行動できる仕組みづくり
⑤しつこさ
繰り返し、繰り返し、繰り返し、伝える
⑥妥協のない採用
文化に合ってる人だけ採用


うんうん、とうなずくことばかり。
企業文化はみんなで創っていくものでもあるし、まだまだ「しつこく」伝えきれてない面もあると思っています。

おかげさまで、現在くらしケアにはたくさんの入職希望の問い合わせがあります。
紹介会社を一切使わないのもうちのやり方です。
人手不足に悩む訪問看護ステーションもたくさんある中、本当にありがたいことです。

理念に共感して集まってくれた仲間をしあわせにすることが私の役割です。


















今日は第12回全国精神保健福祉家族大会。
今年は愛知県刈谷市での開催となり、1年前からスケジュールに入れてました。

今年1月、名古屋市千種区に訪問看護ステーションをオープンしたことで、名古屋市内の家族会の皆さまとも少しずつ顔見知りになり、オープニングアトラクションに誘われてステージで一緒に歌を歌いました(^^)

もちろん岐阜県内の家族会の方々も多数参加されており、そこで、ある会長さまよりうれしい報告。

「〇〇さん、訪問看護をくらしケアさんに変えてから、ゆっくり寄り添ってもらい、本人さんも良くなったと、とても感謝されているよ。
前の訪問看護はどうしても上から目線で合わないって言ってたのでね。」

親御さんの悩みの中で多いのが、
お子さんとコミュニケーションがうまくとれない。
お子さんが部屋から出てこない。
お子さんが他者と接することができない。
などなど。

精神科訪問看護では、これらの悩みを時間はかかりますが丁寧にあきらめずに扱います。
そこには「上から目線」はあり得ません。
病院では可能な「管理」も在宅ではできません。

スタッフの訪問に同行した際、お母さまがおっしゃいました。
「最初は部屋から出てくることも難しかった。まだ上手く話すことはできないけど、訪問看護の人が来るのを待っているんですよ。」

別のお宅では、お父さまがおっしゃいました。
「訪問看護で、本人の辛さや、関わり方を教えてもらったんだよ。私も変わった。怒らなくなったんだ。」

私は最初にご家族からの相談を受け、その後、訪問看護スタッフにつなぐ役割をすることが多いです。
インテーク訪問時、2階の部屋で気配はあるけど全くお顔を見ることができなかったご本人と、スタッフの同行訪問でお目にかかることができました。

うれしかったです。

ゆっくりゆっくり、ご本人が訪問看護スタッフに心を開いてくださっているのがわかりました。
その様子を見て、ご家族も希望を持たれています。



FullSizeRender

親なきあとセミナーで講師もお願いした名家連の堀場さまと。
本日はオープニングで水戸黄門さまを熱演されてました(^^)



私は支援って言葉は昔からあまり好きではないです。支援者が「上から目線」と言う言葉は良く耳にします。
そこで最近思うのは、支援者が人として「懐に飛び込むこと」って大切なんだろうなと。
ライブでステージから客席にダイブするように、勇気を出してダイブしたら、ご家族やご本人は受け止めてくれる気がしています。それって、相手の力を信じてないとできないことなんですけど。
この表現は抽象的かもしれないけど、精神障がいの方々のリカバリーに関わる私たちにとって、このあり方が大事じゃないかなと思っています。
そして、ご家族やご本人とは、リカバリーに向けた「対等なパートナー」であること。「上から目線」はやはりあり得ないのです。














全国訪問看護事業協会の研究報告、無事終了しました!研究は何度も挫折しそうになりながら、さらに最後に総会での発表なんて聞いてないよ〜ってところから始まり、日々の仕事をしながらの最終報告をパワポにまとめる作業はさすがにしんどかったです。

「精神障がい者の家族が抱える親なきあと問題に訪問看護ステーションができること」

200人くらいの協会員と有識者の方々の前で1年かけて行った研究結果の発表、久しぶりにキンチョーしました。

FullSizeRender

今回の研究は、安易な私の考えで全国訪問看護事業協会の研究助成を申請、実際には羽島看護大学の石川先生、元くらしケアの所長で現在は関西医科大学の大学院生の眞榮くんが主になってまとめてくれました。
もちろん、アンケートを送付して集計したり、セミナーを開催したり、まだ小さなくらしケア、ほとんど私と代表が2人でコツコツ行いました。

ただこの研究は、岐阜県と愛知県の家族会連合会の会員の皆さまの協力なくして実施することはできませんでした。
日頃から「親なきあと問題の解決」を目標に活動しているくらしケアだからこその研究だと自負しています。

「ただの訪問看護の会社ではない」と常日頃から言っていますが、私たちは「くらしケア」と言う仕事をしているのだと思っています。
そして今回、全国の訪問看護の関係者に私たちの活動の一部を届けることができたことで、私たちの活動に加わりたいと言う人が全国に広がっていくと良いなと思います。

今回の研究結果はこちらです。































このページのトップヘ